Ausstellung für Bildkunst und Handfertigkeit in Zitaten

楽器

 
 

われわれの収容所でたいへん敬愛されている音楽女史の手作り楽器として出品されたのは、 古代ドイツのリュート(Jグループ第1位、ハイル2等海兵・グリレ1等海兵)、チェロ(Jグループ第2位、 シュルツ伍長・ブラント1等海砲兵)、ツィター(奨励賞、メラー2等経理兵曹)、マンドリン(ムスマン2等海兵)、子とも用ヴァイオリン(シュレーアー2等工兵)である。リュートとチェロの制作は、この2つの楽器を作ったのが玄人でないこと、ことに何といってもわずかで粗末な補助機材しかない中で完成させたことを考えると、たいへんな成果である。

 

右下にチェロが置いてある(徳島展覧会での「ドイツ・コーナー」を写したものと思われる写真). 鳴門市ドイツ館所蔵の写真:ネガ番号 38-34

 
 

『ディ・バラッケ』第1巻第25号1918年3月17日p.324-346からの抜粋