内容 以下のことが注記に記載されている:
「『新訂日本地理教本 中学校・師範学校用』 カイセイカン編著 文部省検査認可済 大正2年(1918年)12月23日 クルト・マイスナー訳(1918年、板東俘虜収容所) 小川琢治・地理学博士増補 『新訂地理学教科書 中学校・師範学校用』 文部省検査認可済 大正4年(1915年)12月3日 東京、冨山房」
前書き:
「今年[1918年]の1月、戦友たちの小さいグループが日本の地理を勉強することを決心した。入門の本がなかったため、私はこの日本語の教科書をドイツ語に訳すことにした。最近、多くの戦友たちがそのコピーをほしがっている。したがって私は、当小作品を収容所印刷所で複写することにした。当本は逐語的翻訳である。改正する時間がないため、下手な文章の構造・語彙については大目にみていただきたい。
販売が黒字になれば、それを公共の福祉のため使う予定である。 クルト・マイスナー」 |