人名
| 雑誌 |

カイザー, ゲオルク フォン

少佐 総督府

以下の伝記データは、高知大学・ 瀬戸武彦教授のデータに基づくものです。 

総督府参謀本部・陸軍少佐。〔総督副官〕。
10月13日午前10時に東呉家村において行われた、非戦闘員及び中立国民避難のための休戦会談に独軍の軍使として臨んだ。その折り、胸に日本の瑞宝章を付けていた。通訳としてユーバシャール(Ueberschaar)予備中尉が同道したが、日本語を少し話した。協議の折、山田耕三大尉からシュテッヒャー(Stecher)大尉宛ての葉書を託された。また11月7日の降伏申し入れの際は、ヘーネマン副衛兵長をラッパ手に、ファーベル1等蹄鉄工長を白旗を掲げる旗手に、ウルリヒ軍曹を馬丁に、日本軍本部陣地のある台東鎮に総督の降伏文書を携えて軍使として赴いた。その折り、ウルリヒ軍曹は流弾を受けて死亡した。さらに11月7日午後4時からモルトケ兵営で行われた青島開城交渉でも、ドイツ側委員の一員になった。
(1181:福岡→習志野)

雑誌 

1919年05月25日: 日刊電報通信

1919年5月25日 第38号  (第6巻 vol.3 1919年1月1日~1919年5月31日)