板東収容所のバーチャル・ツアー
33. バラック第1号棟
バラック1号棟は他のバラックとは異なり、居住棟としては少数の士官が宿泊するのみで、大部分は公共の目的に使用されていた。バラックの西半分は日本側の衛兵が当直時間外に休息をとるために用いられたり(1/2号室)、到着した郵便を分類整理する場所として使われていた(3号室)。また捕虜たちが注文して届いた品物もここにまず集められた(4号室)。東側の大きな部屋(5-8号室)では演劇やコンサート、講演会が催された。また、曜日ごとにさまざまな日本人の業者が、ここで営業したりサービスを提供したりしていた(1)。
商人、靴屋、仕立屋 |
火曜日/土曜日 |
時計職人、本屋、楽器・スポーツ用品などの売人 |
水曜日 |
洗濯屋 |
水曜日/土曜日 |
バラック第1号棟の劇場 この写真では側壁は撮影のために特別に開けられているが、通常は閉鎖されていた. Pörzgen, Hermann. Theater ohne Frau. Das Bühnenleben der kriegsgefangenen Deutschen 1914-1920. Königsberg: Ost-Europa-Verlag, 1933, Abb. 15
バラック第1号棟の外観. 鳴門市ドイツ館所蔵の写真:ネガ番号 82-17
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