板東収容所のバーチャル・ツアー

40. 乙瀬川の水浴場

 
 

『日本・板東俘虜収容所案内』には、収容所から徒歩で20分ほど離れたところにある乙瀬川の水浴場の地図が掲載されている。

 

夏には、俘虜たちは居住するバラックごとに、交代で川辺の水浴場に行くことができた。浴場の管理は俘虜のカリウスに任せられていた。水浴場は下士官兵用と士官用に分かれており、それぞれがさらに泳げる人と泳げない人用に分かれていた。また参加費無料で水泳講習会も開かれていた(1)

 

「乙瀬川にて」. Muttelsee, Willy, Karl Bähr. Nachtrag zu 4 1/2 Jahre hinterm Stacheldraht. Bando: Kriegsgefangenenlager, 1919, o.S.、鳴門市ドイツ館所蔵

 
 

水泳の前. 鳴門市ドイツ館所蔵の写真:ネガ番号 53-11

 
 

水遊び. 鳴門市ドイツ館所蔵の写真:ネガ番号 78-04

 

 

(1) Fremdenführer durch das Kriegsgefangenenlager Bando, Japan. 1918, S. 49