Verpflegung
水晶宮
「光線・薬湯浴場サニタス」は初め、下の池の水晶宮のある場所にあった。ここには浴槽、シャワー、横臥式蒸し風呂、熱風浴、半身浴、全身マッサージ、局所マッサージ、ブラシを使った全身マッサージ、局所熱風浴、などの施設があった。さらに休憩室も設けられてあり、そこのメニューには肉汁スープ、ローストビーフのマヨネーズソースがけとイタリアンサラダ、フィレ肉のビフテキにマヨネーズ入りポテトサラダ、サンドイッチ、といった料理が並んでいた(1)。しかしながらこの浴場は1918年1月28日の火事で焼失してしまった(2)。
その同じ場所に改めて建てられたのが水晶宮とビリヤード場である。水晶宮は、その広告のなかで「当地最高級のレストラン」を自称し、「最高の品質のビールだけを提供」するとしている(3)。残念なことに、どのような食事が供せられていたのかについてこれ以上の情報は、収容所新聞には掲載されていない。
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